表面処理によって、
素材だけでは得られない性能を付与しています。
一貫生産が強みの大同精密工業では、硬化や耐食性など、お客様が求める性能に合わせた表面処理を行っています。自社で対応するガス窒化処理に加え、パートナー企業との協力体制によりメッキ処理、クロマイズ処理などにも対応でき、それぞれの特性を活かして最適な表面処理をご提案しています。
ガス窒化処理
製品の表面に窒化層を作り、表面から指定された深さまで硬化します。主に耐摩耗性の向上を目的に行うことが多く、鋼材はそのままで性能を高めることが可能です。ガス窒化処理は素材の深くまで窒素の層を形成することができ、深い硬化層が得られます。
大同精密工業の自社工場に設備があり、一貫生産体制で製造のリードタイム短縮にも貢献しています。
イオン窒化処理
ガス窒化処理は処理により、寸法の変化が起こることがあります。そこで厳密な寸法精度が求められる場合は、イオン窒化処理を提案しています。イオン窒化処理は、ガス窒化処理ほど深い層まで硬化できませんが、寸法変化が少なく、処理時間も短いのがメリットです。
メッキ処理
メッキ処理は材料に皮膜を作ることで求める性能を発揮させる技術です。塗料に比べて密着性が高く、表面が剥がれにくいのがメリットです。求める性能に応じてさまざまなメッキ処理がありますが、当社では主に防錆性や耐食性を高める目的で施工します。比較的安価な材料でもメッキ処理によって性能を高めることが可能です。
クロマイズ処理
窒化処理のように、表面にクロム層を作って素材を硬化させる技術です。クロマイズ処理は窒化処理ほどの硬度は得られませんが、材料には硬度が高くなると脆くなるという性質があるため、用途や求める性能によってはクロマイズ処理が適している場合があります。またクロマイズ処理は耐食性が高いのも特徴です。