難削材料の加工を得意とし、素材提案を通じて、コストダウンにも 貢献しています。
大同精密工業は多種多様な材質の加工経験を持ち、特に耐熱鋼やステンレス鋼、高合金といった難削材の切削加工を得意としています。技術部門にて刃物の設定や加工条件出しを行い、更に加工テストを重ねて最適加工条件を決定しています。
経験がない材料にも積極的に挑戦しています
製造工程の最適化や難削材の加工ノウハウが高く評価され、他社では切削不可能と言われた材質の問い合わせも多くいただいています。
中には当社でも経験がない材料もありますが、当社ではこれまでの難削材の加工経験、ノウハウから加工条件を開発し、要望に応えられるよう挑戦し続けています。
材料のニアネット形状化などの提案で、コストダウンにも貢献
切削加工は削る量が多くなるほど加工コストが高くなります。一般的な丸棒や角材から削り出す場合、製品の形状によっては不要になる部分が多くて材料歩留りが悪く、切削量も多くなるため高コストになってしまいます。 そこで当社では、製品の形状や材質から、鍛造・鋳造等により、材料を製品のニアネット形状に出来ないか検討し、ご提案させて頂くこともあります。製品に合わせた最適な材料形状で歩留り向上や切削量を極力少なくして、コストダウンに貢献させて頂きます。
<材料ニアネット化 提案例>
マグネットなど近年需要が高まる素材の加工も可能です
近年では自動車の電動化に伴い、扱う材料にも変化が生じています。中でも需要が増えているマグネットは硬くて脆いという性質があり、加工の難易度が非常に高い材料です。
当社でも経験のなかった分野ですが、加工の条件出しや工具選定に工夫を重ね、お客様のご要求に応えられる加工技術を得ることができました。今後も新たな軟加工材に挑戦し、これまでの実績やノウハウを武器に新しい分野に取り組んでいきたいと考えています。